中古計測器に需要はあるのか?

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物はできるだけ新しいほうが良いというのは、多くの人の間にある共通認識でしょう。古くとも値打ちのある芸術品・骨董品のような例外を除くと、市場で一般的に取引をされている物は、新品のほうが中古品より価値が高いです。

一方で、多くの場合、中古品は販売価格が安いというメリットがあります。そのため、コスト面を重視する際は、新品よりも中古品の購入を望む方も少なくありません。中古品の中には、購入からさほど日数を経ずに、またそれほど使用もされずに手放され、新品と比較しても遜色ないほどに状態が良好なものもあります。このような「新古品」も、中古品の中には紛れています。新品同様の状態にもかかわらず、一度は人の手に渡っているので、新品よりも販売価格は低く設定されていることがほとんどです。

中古品の購入は慎重に行われる

このように、コスト面で優れている中古品には需要があります。しかし、「安物買いの銭失い」ということわざがあるように、安ければ良いというものでもありません。特に業務で使用するものならば、中古品の購入は新品以上に慎重に行わなければなりません。想定している使用に耐えうるものでなければ、修理費などの余計なコストが発生したり、重大な事故に繋がったりするからです。

たとえば、検品業務や測定業務で用いる「計測器」という機器は、定期的なメンテナンス・校正が欠かせません。コストを考えて中古の計測器を購入しても、メンテナンスや校正が不十分では、測定の精度も十分ではありません。特に、計測器の場合は校正の有無が測定結果の信頼に関わります。校正が行われていなければ、測定結果の正確性を客観的に示すことができず、企業の信頼も失いかねません。

ところが、中古計測器の校正を自社内で行おうとしたところで、実施にはスキルが必要です。校正に関する知識・技術を持たない社員が一朝一夕で行えるものではないので、自社内に校正者がいない場合、外部に校正を依頼するか、外部から専門員を派遣してもらわなければなりません。校正されていない中古品を購入してしまうと、使用する前に、まず校正を行うためのコストがかかってしまいます。費用を抑えるために中古品を購入したのに本末転倒です。

校正済みの製品を入手するには?

中古計測器を購入する場合は、校正済みの製品を購入することが望ましいです。校正済み中古計測器の購入を望む企業は、ekuipp.comを利用しています。計測器購入希望企業と買取希望企業の間をとりもち、売買をサポートするサービスを展開している企業向けマーケットプレイスです。

こちらのサイトを利用して購入できる中古計測器は、すべて校正済みの商品です。買取希望業者によって出品される中古計測器は、サイトの運営会社が提携校正会社に校正を依頼し、実施された後、購入希望業者の手に渡ります。校正済みの状態が良好な製品を購入できるという理由から、多くの企業が利用しているサービスです。

多くの企業が利用しているということは、こちらのサイトに中古計測器を売りに出すことで、サービスを利用する企業の目に触れる機会が多くなるということです。そのため、買取を依頼してから時間を待たずに購入希望企業が見つかる可能性が高いです。

短期間や限られた回数しか計測器を使用しない企業ならば、高価な新品を購入するよりも比較的安価な中古品で済ませたいと考えます。中古計測器は、そのような企業に特に需要があります。

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