ストレスチェックで従業員の精神疾患を予防しよう

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ここ数年で、「働き方改革」という言葉をよく聞くようになりました。これは、長時間の労働と正規・非正規の処遇差を見直し、多様な働き方が可能になる社会を目指そうという改革です。

2018年に行われた株式会社インテージの調査によると、働き方改革が実施されることで、「長時間労働や過重労働が是正され、健康な状態でいられる」ことを期待した人が、40%前後いました。このことに対して株式会社インテージは、それだけ労働環境に苦しんでいる人が多いのではないかと、コメントしています。

現代の労働環境は、労働者が病気にかかったり、精神を患ったりするほどに過酷です。2017年に行われた厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事が原因で脳疾患・心疾患を発症した件数は10年で825件、ストレスが原因で精神疾患を発症した件数は、1586件にもなるそうです。さらに、このうち亡くなった方が、200人近くにのぼります。

業務上の、特に「労働時間の長さ」「過剰な労働量」「人間関係」が原因で起こる病気には、以下のようなものがあります。

  • 脳疾患
    脳出血・くも膜下出血・脳梗塞・高血圧性脳症

  • 心疾患
    心筋梗塞・狭心症・心停止・解離性大動脈瘤

  • 精神疾患
    うつ病・急性ストレス反応・適応障害など

このうち、特に労働が原因で起こる精神疾患が、近年、問題として取り上げられることが多くなっています。


強いストレスや悩み、不安を抱えている状態を、「メンタルヘルス不調」と言います。

メンタルヘルス不調を未然に防ぐ対策としては、2015年に、労働者数が50人以上の企業に義務化された「ストレスチェック」がよく知られています。ストレスチェックとは、労働者のストレス状況を検査し、その結果を本人に通知することで、メンタルヘルス不調に陥る危険を低下させます。また、集団のストレスチェックの結果を分析することで、職場の環境改善にも繋がります。

労働による精神疾患が増えている今、ストレスチェックは、社員の心と職場全体を守るための、重要な取り組みになっています。とはいえ、職場の規模が大きくなるほど社員全員の健康状態を把握し、管理することは難しくなります。

ヘルスデータバンク
健康経営の代行サービスを提供する「ヘルスデータバンク」ホームページ

そんな企業のために、「健康経営代行サービス」があります。健康経営代行サービスは、健康診断をはじめとした健康に関するデータから、企業や社員の健康状態を分析・管理するサービスです。健康経営代行サービスを請け負っている会社の中には、健康診断結果のような、フィジカルデータの分析だけではなく、ストレスチェック結果のような、メンタルデータの分析に対応している会社もあります。NTTビジネスアソシエも、そのうちの1社です。

NTTビジネスアソシエでは、自社の健康管理クラウドサービス「ヘルスデータバンク」を用いることで、データをデータベース化し、蓄積して、継続的に社員の健康や企業の環境改善をサポートしています。ストレスチェックによる社員の精神疾患防止・職場の環境改善をする際は、ぜひ導入をご検討ください。 NTTビジネスアソシエの健康経営代行サービスについて、詳しくは上のホームページからご覧ください。

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